韓国の歴史教科書を批判する

韓国の主張する歴史、歴史教科書を批判します

日本が統治時代に建てた建物⑳(釜山⑤)

7月8日、安倍晋三元総理が凶弾に斃れられた。犯人の供述を鵜呑みにするなら統一教会への恨みだという。

統一教会は日本人に日本の朝鮮統治時代(*彼らは植民地時代という)の贖罪意識とやらを植え付け、そこに付け込み日本人から金銭を巻き上げ本国韓国へ送金しているそうだ。統一教会の資金源の7割が日本人信者からの献金によるものだという。

カルト教団は洗脳やマインドコントロールのプロ集団だ。少しでも興味を示すと深みに落とされるだろう。だか、しかし日本人も正しい歴史を学んで欲しい。正しい歴史認識を持っていれば相手が仕掛ける虚言に気付き、不信感を持つことで被害を未然に防げるかもしれない。

日本は朝鮮を植民地にはしていない。虐殺や普通に暮らす朝鮮人に弾圧など行なっていない。朝鮮を併合し朝鮮人を日本人としたのだ。日本人とされたことで悔しい思いをした人もいたであろう。しかし日本人となったからこそ、日本人と同じ生活水準にさせねばならず、そのため日本は朝鮮に巨額の資金を投資し朝鮮を近代化させた。それまで朝鮮になかった産業を興させ、近代的な学校教育・病院をはじめとする福祉施設の拡充、文化財の保護など現代韓国が享受する経済発展、近代化の基礎は戦前戦後の日本が全て与えたものだ。

朝鮮総督府は、日本人・朝鮮人、両国民にとって良かれとなるよう最善の政策を行った。その証拠に現代韓国の行政システムは朝鮮総督府を丸々引き継いだものである。朝鮮戦争後のセマウル運動も朝鮮総督府の政策の焼き写しだ。言い換えればそれだけ朝鮮総督府の政策・システムが良く出来たものだったことの証ではないだろうか。行政システムだけではない。学校・郵便・鉄道など現代韓国のあらゆる分野が日本統治時代を継承している。

日本人は何ら恥じることはない。まして贖罪意識など持つ必要がない。正々堂々、朝鮮総督府が行った政策の目的・結果を説明してやればいいのだ。

日本人自身がもっと正しい歴史認識を持つこと!これが相手に騙されない最良の武器だ!

 

 

⬛︎釜山桟橋駅(*現存しない)

1913年(大正2)4月1日開業。京釜線の終着駅である釜山駅から延伸し設置された駅。関釜連絡船と接続し、朝鮮各駅はもとより北京・奉天までの直行便も運行された

関釜連絡船(下関–釜山)「景福丸」

関釜連絡船(下関–釜山)「金剛丸」

「急行大陸・興亜」は「釜山桟橋駅–北京間」の3カ国を直通していた急行列車である。

下関発22:30の関釜連絡船の夜行便に乗れば翌朝の6:00に釜山に到着する。そこから釜山桟橋駅発7:20の「北京行 急行大陸」に乗れば京城(現:ソウル)には同日15:38に到着。そこから平壌奉天(現:瀋陽)・新京(現:長春)に停車し、終点の北京には翌日22:50の到着する。

「急行ひかり」戦後は韓国大統領専用客車となり、現在はソウル郊外の「義王鉄道博物館」に保存展示されている

「特急あかつき」1936年(昭和11)12月、関釜連絡船「金剛丸」の就航に合わせ運行が開始される。朝鮮総督府鉄道で唯一の特急急行列車で、密閉式の展望台を持つ一等展望車・冷房付き食堂車が連結されていた。停車駅は大邱・大田の2駅のみで「京城(現:ソウル)–釜山桟橋間」を6時間45分で結んだ(*1937年10月時点)

「特急あかつき」一等展望車

「特急あかつき」冷房付き食堂車

 

韓国では日本の朝鮮半島での鉄道建設を「朝鮮から資源や物資を強奪するため建設されたもの」「大陸侵略の足掛かりとするため建設されたもの」と主張している。

日本は、1872年(明治5)10月14日「新橋–横浜間」の鉄道開業を皮切りに全国各地を結ぶ鉄道建設をスタートさせた。鉄道は、人・物資を早く輸送することで経済の活性化、情報伝達の迅速化につながる。明治以降は鉄道の発達により飢饉にも対応することが出来た。また鉄道は観光産業を興せ、地方の活性化につながる。それは朝鮮半島も同じであった。実際、朝鮮総督府は朝鮮各地の名所を絵葉書や旅行ガイド本の発行、映画製作を通じて日本内地からの観光客誘致に取り組んだ。李氏朝鮮時代は寂れた漁村でしかなかった元山(現:北朝鮮)を首都京城(現:ソウル)と鉄道で結ぶことで一大都市へと変貌させた。現代も続く金剛山観光も日本統治時代に始まったものだ。